有限会社 クリエイティブクルー

https://ccrw.co.jp/

【企業紹介(HPより)】

インターネットサービスに関わるシステム開発・デザイン提案・コンテンツ制作・運用まですべてを一貫して提供。全体最適とは何かを、お客様と一緒に考え、実現します。

独自開発にとどまらず、協力会社との連携や様々なサービスの活用、新しいコンテンツの開発など、より親和性の高いご提案をさせていただいております。 変化の早い情報化社会において、最適なご提案とは何か。お客様のより良きパートナーとして、コンピューター・テクノロジーを駆使したデジタルコンテンツ制作を通し、お手伝いさせていただきます。

【企業概要】

■会社名:有限会社クリエイティブクルー

■所在地:愛知県名古屋市中区千代田 1-10-12 ネスパルド千代田 504

■創業:2003年

■代表者:Creative Director 宇佐美 良太

■事業内容:インターネットサービスに関わるシステム開発・デザイン提案・コンテンツ制作・運用

【取材記事】


 同社にお伺いして代表の宇佐美様とシステムエンジニアの三輪様にお話をお伺いました。

 インターネットのシステム構築については一般には理解しづらい面もありますが、同社の取り組みや強み、今後の展望についてお話しいただきました。

 

Creative Director 宇佐美 良太 様 (手前)

System Engineer 三輪 晃久 様 (奥)


同社の強みについて

 代表の宇佐美氏はモバイル系のコンテンツ会社勤務を経て、2003 年に同社を創業しました。独立当初はi-mode などの携帯向けコンテンツの仕事が多かったそうです。その後、ホームページの制作やインターネットのシステム開発をメインの業務とし、デザインとシステム開発の両方が出来ることを強みとして成長してきました。

システム開発について

 「ホームページのデザイン」というと誰でも業務内容が想像できると思います。一方で「インターネットのシステム開発」については一般的には理解するのが難しいのではないでしょうか。同社の強みの1 つである「システム開発」とはどういうものかについてお聞きしました。

 

 例えば私たちがamazon 等のEC サイトで買い物をするとします。買い物ができる仕組み自体も「システム」ですが、買い物をする際にその人の趣向に合わせた【お勧め商品】等が画面に表示されます。これはサイト内に、その人の買物履歴や属性、趣向などが蓄積されており、それに合わせてお勧めの商品が表示される仕組みになっています。

 

 このような仕組みの設計・アイデアも同社では「システム開発」と呼んでいます。その他にも、検索やSEO 対策やサイト解析、情報交換の場所を作る等、ウェブサイト上での様々なサービスを、顧客の要望に応じて開発しカスタマイズしています。

 

 ウェブサイトに対する顧客の要望は千差万別であり、例えば飲食店・製造業・大学・病院では、それぞれのニーズが全く異なるため、顧客の要望を丁寧にヒアリングしながら最適なシステム開発を行う必要があります。クリエイティブクルーではこのシステム開発について、顧客の要望を聞きながら、自社で1 から設計・開発ができることが強みになっています。

【同社の手掛けたウェブサイト例】

STUDIO KINGFISHER

https://pilates-kawasemi.jp/

・ピラティススタジオ(東京)のウェブサイト。他にロゴ制作や看板制作。

株式会社 LIFE BANK

https://lifebank-inc.jp/

・総合保険代理店(名古屋)のウェブサイト。

他にロゴ制作や名刺、LP 等各種ツール制作

メタバースについて

 メタバースという言葉は「仮想空間」の総称として使われます。メタ社(旧フェイスブック)のサービスが有名です。日本でも国産のメタバースのサービスがいくつか提供されており、クリエイティブクルーもその1つである、「SYNMN(シナモン)」の開発に参画しています。

*「SYNMN」は、ユーザーのファン化やコミュニティの活性化を促進するファンマーケティング向けメタバース。Z 世代やデジタルネイティブ層のファン・ユーザーを対象に、推し活やコミュニティ作りを促進し、マルチデバイスでIP やブランドの3D空間を楽しめるメタバースのポータルサービスです。(同社ウェブサイトより)

 メタバースは、まだサービス自体が黎明期であり、収益化にはまだ時間が掛かりそうですが、仮想空間のサービスは今後ますます注目を集めていきそうです。同社では、国産メタバースの開発に参画することは仮想空間の研究の意味でも大事だと考えています。

 国産メタバースは日本人が使いやすいようにUI(ユーザーインターフェース)、UX(ユーザーエクスペリエンス)が工夫されており、特にBtoB(企業間取引)において今後活用が広がっていくのではないか、と同社は考えています。

今後の展開について

 コボからは、仮想空間を有効に利用している事例として3D-VR のショールームを開設しているツカサ工業様を紹介しました。https://www.tsukasa-ind.co.jp/

 

 ツカサ工業のウェブサイト・トップには「3D-VR ショールーム」が設置されており、オンラインでこのショールームを見ながら商談が出来るようになっています。同社の機械は、高さ10mを超えるようなサイロなどの大きな設備も多いため、実際には展示できないような機械設備も画面上でわかりやすく説明することが可能になっています。

 

 クリエイティブクルー社は、このような3D-VR を使ったウェブサイト構築に関しては、要望に応じて1 からシステムを構築できる強みがあり、一方で我々コボのような工業デザイン事務所では3D に関する経験が豊富です。両社が協力することで、今後オンラインの3D ショールームや仮想空間での3D サービスが提供できるのではないか、とお話ししました。

 

 今後、メタバースなどの仮想空間を含めたウェブ技術はますます進化していきます。同社の取材を通して、3D 技術とインターネットを組み合わせたウェブサービスには大きな可能性があると感じました。

 

以上